で支援高齢被災者を軽い運動

5月28日7時44分

震災で、長期間、仮設住宅で暮らしている高齢者に東京の大学の研究者らが軽い運動を週に３０分続けてもらったところ運動機能の向上が確認され、グループはこうした運動の講習会を開いて健康の維持を支援していくことにしています。

東京・渋谷区にある日赤看護大学のグライナー智恵子准教授の研究グループは、岩手県宮古市の仮設住宅で暮らす６２歳から８４歳の３５人に、狭い場所でもできる軽い運動を週に３０分続けてもらいました。
運動は手を使わずにいすから立ったり、タオルを両手で握って柔軟体操をしたりするもので、３か月後に体力測定をしたところ、バランス感覚や柔軟性などすべての項目が向上したということです。
仮設住宅での長い避難生活は運動不足になり、健康維持が課題となっているため、グループは、被災地でこうした運動を指導する講習会を開くことにしています。
グライナー准教授は「仮設住宅で暮らす人たちは軽い体操でも体を動かすことを心がけてもらいたい」と話しています。

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