「骨太の方針」で財政健全化の道筋明確に

4月22日20時33分

政府の経済財政諮問会議が開かれ、安倍総理大臣は、ことし６月をメドにまとめる、中長期的な経済財政運営のための指針、いわゆる「骨太の方針」で、財政健全化に向けた道筋を明確に示すよう、関係閣僚に指示しました。

２２日の会議で民間議員は、「日銀が思い切った金融緩和で国債の買い入れを増やす中で、国の借金を日銀が肩代わりしているという懸念を生まないためにも、財政健全化への取り組みが不可欠だ」などと提言しました。
そして、政策に必要な経費が、税収でどれだけ賄えているかを示す「基礎的財政収支」の赤字を、平成２７年度に半分に減らすとした政府の目標を実現するためには、相当な歳出の抑制が必要だとして、インフラ整備に民間の資金と知恵を活用することや、医療や介護などの制度改革を一層進めるよう求めました。
これを受けて安倍総理大臣は、「Ｇ２０＝２０か国の財務相・中央銀行総裁会議でも、財政の持続可能性を維持することの重要性が確認された。『骨太の方針』には、経済再生の道筋と合わせて、財政健全化の基本的方向を盛り込んでほしい」と述べ、ことし６月をメドにまとめる、中長期的な経済財政運営のための指針、いわゆる「骨太の方針」で、財政健全化に向けた道筋を明確に示すよう関係閣僚に指示しました。

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