カンヌ映画祭 日本の2作品ノミネート
4 月 18 日 21 時 1 分
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来月、フランスで開幕する世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で最優秀賞を競う部門に、日本からは、是枝裕和監督の「そして父になる」と、三池崇史監督の「藁の楯わらのたて」の2つの作品がノミネートされました。
南フランスのリゾート地、カンヌで開かれるカンヌ映画祭は、ベネチア、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つで、ことしで66回目を迎え、日本時間の18日夜、主な部門の出品作が発表されました。
このうち、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門には、日本から是枝裕和監督の「そして父になる」と、三池崇史監督の「藁の楯わらのたて」の2つの作品がノミネートされました。
出品作の「そして父になる」は、6年間育てた息子が、病院で取り違えられた他人の子どもだと分かった夫婦を主人公に、愛や家族とは何かを問う作品で、主人公の男性を歌手で俳優の福山雅治さんが演じています。
また、「藁の楯わらのたて」は、懸賞金をかけられた凶悪殺人犯と、その移送を担当する警察官の駆け引きなどを描いた作品です。
2つの作品は、今村昌平監督の「うなぎ」以来、日本の映画として16年ぶりのパルムドールを狙います。
カンヌ映画祭は、来月15日から26日まで開かれます。
カンヌ映画祭のコンペティション部門に、「そして父になる」がノミネートされたことについて、是枝裕和監督は、「最高の舞台でワールドプレミアを行えるのは本当にうれしいですし、光栄に思います。生まれたばかりのこの映画が、どんなふうにあの場所で受け止められるのか、カンヌを出発点にどこまで遠く世界を旅できるのか、今は期待と不安と半々ですが、その一歩目をきちんと見届けてきたいです」というコメントを出しました。
また、主演の福山雅治さんは、「今回のお話は聞けば聞くほどすごいことすぎまして、情けないことに自分という人間は、キャパシティーをこえたことが起こると逆にピンとこないものなんだと妙な実感をしております。俳優人生においてこんな大舞台に行ける機会は二度とないかもしれないという思いで、晴れの舞台に立ってみたいです」というコメントを出しました。
また「藁の楯わらのたて」がノミネートされたことについて、三池崇史監督は、「コンペティションへの招待、ビックリ&光栄です。正直申しますと意外です。それだけに大感動です。だから、いい気になってレッドカーペットを歩いてこようと思います。それがいい宣伝になって、たくさんの人に映画を観ていただけるとうれしいです。そう、私はそんな小さい男です。しかし、小さいからこそ生み出せる映画がある。カンヌはそれを見逃さなかった。すごい映画祭だと思います。ありがとうカンヌ」というコメントを出しました。
また、主演の大沢たかおさんは、「心からうれしいです。昨年の夏の撮影から、スタッフとキャストが一生懸命になって、さまざまな挑戦をしながら完成させた映画です。世界中の映画の中から選ばれたことを光栄に思います」というコメントを出しました。
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