通り魔事件容疑者を鑑定留置へ

4月1日20時59分

先月、東京・江東区の駅前で通行人ら４人を刃物で刺したとして逮捕された元暴力団員について、刑事責任が問えるかどうか詳しく調べるため「鑑定留置」が行われることになりました。

この事件は先月１９日、東京・江東区の東京メトロ東西線東陽町駅の前で通行人の男性ら４人が刃物で次々と刺されてけがをしたもので、近くに住む元暴力団員の４９歳の男が殺人未遂の疑いで警視庁に逮捕されました。
これまでの調べによりますと、男は「男性を狙って人を刺そうと思った。誰でもよかった」などと供述する一方、「自分の体内から『人を刺してみろよ』と聞こえた」などと意味の分からない話をしているということです。
このため東京地検は男の刑事責任が問えるかどうか詳しく調べるため「鑑定留置」を行うよう裁判所に求め、１日までに認められました。
「鑑定留置」の期間は、２日から２か月間で、東京地検は鑑定の結果などを踏まえて男を起訴するかどうか、判断することになります。

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