イルカ観光船の安全祈願祭熊本

3月16日22時49分

春の観光シーズンを前に、熊本県の天草沖で船の上からイルカを眺める「イルカウオッチング」を運航する船の、安全祈願祭が行われました。

熊本県の天草沖では、１年を通して船の上から野生のイルカを眺める「イルカウオッチング」を楽しめ、地元の観光協会によりますと、年間におよそ１０万人の観光客が訪れています。
１６日は春の観光シーズンを前に、「イルカウオッチング」を運航する船が出発する天草市の「二江漁港」で安全祈願祭が行われ、関係者が事故などが起きないよう安全を祈りました。
このあと、招待を受けた来月小学校に入学する地元の子どもと保護者合わせておよそ８０人が船に乗って沖合に出かけました。
沖合には周辺に２００頭ほど生息しているといわれる「ミナミハンドウイルカ」が現れ、子どもたちは海面から背びれを出しながら群れる姿に歓声を上げていました。
イルカを見た子どもは、「イルカが船の近くに寄ってきて、きれいな目がはっきり見えてかわいかったです」と話していました。
地元の観光協会によりますと、これから夏にかけてはイルカの赤ちゃんが生まれるピークとなり、イルカの親子の姿も楽しめるということです。

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