電車が遮断機降りていない踏切通過

3月12日23時5分

１２日午後、京都府内の近鉄京都線で、普通電車の運転士が急行と勘違いして、停車するはずの駅や遮断機が降りていない踏切を通過するトラブルがありました。
けがをした人などはいませんでしたが、近鉄は運転士ら関係者の処分を検討するとしています。

近鉄によりますと１２日午後１時２０分ごろ、近鉄京都線の大和西大寺発、京都行きの普通電車が、停車するはずだった京都府精華町の山田川駅に停車せず、そのまま通過しました。
この駅のおよそ１５０メートル先には軽自動車が通れる幅の踏切がありますが、普通電車が駅に到着するタイミングで遮断機が降りるように設定されていたため、電車は、遮断機が下りる前の踏切を時速およそ９０キロで通過したということです。
このトラブルで、通過した駅や踏切でけがをした人などはいなかったということです。
運転士は「急行と勘違いして駅を通過してしまった」と話しているほか、車掌は、「普通電車だと思っていたが確認に手間取り、動揺して何もできなかった」と話しているということです。
近鉄は「大変遺憾で深くおわびします」と謝罪したうえで、運転士や車掌など関係者の処分を検討するとしています。

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