女子中学生自殺いじめが原因の一つと最終報告

2月23日21時51分

去年１２月、東京の私立中学校の女子生徒が自殺した問題で、原因の調査を続けてきた学校は、「同級生からのいじめが原因の一つだった」とする最終報告をまとめました。

去年１２月、東京・世田谷区の私立中学校、戸板中学校の１年生の女子生徒が、神奈川県座間市の小田急線の駅のホームで、特急電車にはねられて死亡しました。
女子生徒が持っていたノートに、ほかの生徒の名前を挙げて「いろいろされました」と書かれていたことなどから、学校は１年生全員や教員など合わせて１１２人から聞き取りなどによる調査を行い、最終報告をまとめました。
それによりますと、女子生徒は自殺する１か月ほど前から、同級生から暴言を吐かれたり、携帯電話の中身を見られたりするなどのいじめを受け、自殺した当日も昼食のときに暴言を吐かれていたということです。
そのうえで、自殺の原因について「特定はできないものの、特に自殺した当日のいじめが女子生徒を深く傷つけたとみられる。同級生から受けたいじめが原因の一つだった」と結論づけました。
学校では、生徒や保護者から相談を受けた際の対応が不十分だったとして、今後、カウンセラーと連携するなど、再発防止策に取り組むことにしています。

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