踏切に時速１００キロで進入か

2月15日12時7分

１４日、東京・葛飾区で、歩行者と自転車専用の踏切に乗用車が突っ込み、女性１人が死亡した事故で、車のスピードメーターが時速１００キロを示して止まっていたことが、警視庁への取材で分かりました。
現場にはブレーキの跡がなく、警視庁は自動車運転過失致死傷の疑いで運転していた男から事情を聴き、詳しい原因を調べることにしています。

１４日午後４時半前、葛飾区宝町にある京成電鉄の歩行者と自転車専用の踏切に乗用車が突っ込んで自転車２台をはね、４０代の女性が死亡し、この女性の長男とみられる２０代の男性が意識不明の重体となっています。
近くの防犯カメラの映像には、乗用車が踏切の車止めに当たって線路を飛び越えるようにして進入してきた様子が映っていたということで、調べたところ、車のスピードメーターが時速１００キロを示して止まっていたことが、警視庁への取材で分かりました。
警視庁によりますと、車を運転していたのは６０代の無職の男で、１５０メートルほど手前で追突事故を起こして、そのままスピードを上げて逃げたとみられ、現場にはブレーキを踏んだ跡がなかったということです。
男は現在、病院で手当てを受けていて、警視庁は男の回復を待って自動車運転過失致死傷の疑いで事情を聴き、当時の状況や詳しい原因を調べることにしています。

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