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Phút 0- Phút 5
1
(ジャック)
((金麗(きんれい)さんは フーゾク店で働かされるって言ってます))
2
(ハルコ)((金麗!))
(金麗)((ハルコ!))
3
((何やってんのよ!))
4
((みんなと一緒に
学校 卒業しよ))
5
(刑事)((警察だ!
おい 連行しろ))
6
((あたしの生徒に
触んないでよ!))
7
(刑事)((君!公務執行妨害で
逮捕するぞ!))
8
♪♪~
9
(鷹栖)パクられた挙げ句ブタ箱に1泊か!
10
ハルコ 悪くない!
わたしのため。
11
たとえ 生徒のだめだろうがな
学校の ためにはならん!
12
あ~ 鹿取先生
金麗を教室に連れてって。
13
(鹿取)はい。いきましょう。
14
あたしも あとで行くから。
心配しなくていいよ。
15
(池上)責任者は どなたですか?
16
あの 校長先生は
あいにく入院して…。
17
今は俺が責任者だ 池上。
18
鷹栖。
来ると思ってたよ。
19
鷹栖先生?
20
東京入国管理局だ。
21
(渋谷)入管に
同級生がいたのか…。
22
でも 法務省の人が
何で わざわざウチに?
23
金麗の方は 問題ないんだな?
24
ああ。取調べで
無実は証明されたし→
25
それに 水商売や風俗で
働いていたわけでもない。
26
ありがとうございます。
27
問題は 君だ。
28
なあ 池上…。
この学校の教師が
逮捕されたのは事実だ。
29
今後 ここに入学を希望している
外国人留学生の→
30
ビザの発給が停止される
可能性も 充分考えられる。
31
ビザの停止?
最悪 ここが潰れるってことだ。
32
♪♪~
33
状況が分かったら 連絡してくれ。
34
それはそうと
彼女は いつまでここに?
35
フッ…。
36
授業行くぞ!
はい。
37
わたしが辞めたら
この学校は 潰れずに済むの?
38
なにバカなこと言ってんだよ!
39
そうなんでしょ?あたしが
この学校辞めたら→
40
生徒達は ここで
勉強できるんでしょ?
41
卒業試験まで 時間ねえぞ。
42
ほら 行こう!
43
生徒達も 待ってますよ。
辞めます。
44
ハルコ先生…。
もうこれ以上
迷惑かけたくないし。
45
わたし 日本語教師辞めます。
46
♪♪~
47
(ジャック)
入国管理局が来たそうですね。
何の用だったのですか?
48
わたしのこと?
49
安心して。金麗の無実は
証明されたから。
50
(生徒達)あぁ…。
51
ハルコは 大丈夫だった?
52
大丈夫に決まってんじゃん!
53
(王)よかったよ~。
54
ハルコ 授業を始めて下さい。
55
どうしました?
56
いや…。みんな ここまで
勉強してきて どうだった?
57
ちょっとは 日本語のこと
好きになってくれた?
58
(ボブ)う~ん 難しいけど
嫌いじゃねえよ。
59
じゃあ 今日はみんなの好きな
日本語 教えて。
Phút 5- Phút 10
60
それでしたら 先日
みんなで発見しました。
61
日本には わたし達の国にはない
言葉が たくさんあります。
62
日本にしかない言葉ってこと?
63
はい。中でも わたしが
感銘を受けた日本語は→
64
「一期一会」です。
65
あ~ 千利休ね。
66
はい。出会いは一生に
一度限りという精神で→
67
最高の もてなしをする。
美しい日本語です。
68
そうだね。
69
わたしは「お帰り」っていう
言葉が好きだよ。
70
中国では「お帰り」って
言わないの?
71
決まった言い方は ない。
72
アパートに帰ると 大家さん「お帰り」
って いっつも言ってくれる。→
73
あたたかい日本語だよ。
74
(ダイアナ)わたしは「勿体ない」。
75
あ それ知ってる。
日本にしかない表現なんだよね。
76
モノを大切にする日本
素敵だと思います。
77
(エレーン)わたし
「お疲れさま」が好き。
78
エレーンは
「忍者」じゃないの?
79
「忍者」は スウェーデンでも通じるけど
「お疲れさま」は言わない。
80
「バイバイ」じゃなくて
「お疲れさま」。やさしい日本語。
81
そっか。
わたしは「指切り」。
82
指切り?
指切りに似た言葉なら→
83
中国にも あるよ~!
横から 口はさまないでよ!
84
(マリー)ハルコが好きな日本語は
何ですか?
85
(生徒達)教えて!
86
それより!今日は みんなに言って
おかなきゃ いけない事があんの。
87
実は…今日で
学校辞めることになりました。
88
辞める!?なんで?
89
高校教師の仕事が
見つかったのよ。
90
1日も早く来てくれって
もう お願いされちゃってさ~。
91
(ポール)それって冷たくねぇ?
92
しょうがないでしょ!
これが あたしの夢なんだから。
93
ほら あんた達も
学校早く卒業して→
94
自分の夢 叶えな。ねっ!
95
それじゃ!
96
≪何だよ!≫
戻ってきてよ!
97
≪裏切り者!≫
98
みんなのこと
よろしくお願いします。
99
職員室って
こんなに静かでしたっけ?
100
何か落ち着きませんね。
101
「る」の前が一文字の言葉と
第三グループは→
102
「お」プラス「なります」
つまり お書きになりますとか→
103
そういう風にならないって
覚えるんだ。分かったか?
104
どうした どうした どうした?
ここは一度習ったはずだろ?
105
分からない。
何が分からないんだ?金麗。
106
ハルコが何で辞めたか
分からない!
107
ハルコの話 するなよ。
108
ボブの強がり。
強がってねえよ!
109
あん!?座れ ボブ。
110
あいつはな もう
高校教師になったんだ。
111
ウソ!ハルコと約束した。→
112
みんなで卒業しようって
約束したもん。
113
なら 授業に集中しろ!
みんなで卒業するために。
114
それ みんなじゃない!
115
金麗さんは みんなの中にハルコも
含まれているって言ってるんです。
116
わたしも そう思います。
117
ハルコ 帰ってこねえのかよ!
118
≪そうだ!≫
≪ハルコ 返してよ!≫
119
(秋元)警察沙汰になったんじゃ
高校は紹介できないわよ。
120
教師は もういい。
日本語教師も 高校の教師も。
121
人にモノを教える
資格なんてないよ。
Phút 10- Phút 15
122
わたしは やっと親らしくなれたと
思ってたんだけどなぁ。
親らしく?
123
ねえ あの時のこと覚えてる?
124
((教師は 親も同然だと
わたしは思っております))
125
((心配かけたペナルティーとして
ボランティアに付き合ってもらうわよ))
126
((ボランティア?))
127
((本読んでくれて
ありがとう 先生!))
128
((先生?あたしが…))
129
あの時 あたしも
先生になれたらって思ってた。
130
それを こんなことぐらいで
諦められるの?
131
でも…。
132
教師に必要なのは
資格より想いよ。
133
あなたの 生徒達への想いは
もうなくなったの?
134
うん。
135
♪♪~
136
(ボブ)いらっしゃいませ!
137
ハルコ!
138
鷹栖先生!鷹栖先生!
139
あたしに何か用?
140
「何か用ですか?鷹栖先生」
でしょ。
141
あん。
142
学校に戻ってこい。
143
な~んてことは
死んでも言わねえぞ。
144
わかってますよ!
145
ってか もう何なの?
146
お前のクラスは変だ。
147
そもそも外国人ってのは
日本人に比べて→
148
個人主義なんだけど お前の
クラスだけは ミョーに違う。
149
どう違うの?
150
うん。俺も日本語教師やって
長いけど→
151
あんだけ結束力のあるクラス
見たのは初めてだ。
152
みんな お前と一緒に
卒業したがってんだよ。
153
わたしと?
154
(ボブ)「てぼ」持ってこいよ!
「てぼ」!
≪はい!≫
155
あ~ もう 違うだよ!
156
「てぼ」は これでしょ!
157
鍋使ったら すぐすすぐ!
158
ボブも頑張って 今じゃあ大将が留守のとき→
159
店任されるようになったんだなぁ。
160
前は あんな怒鳴られてたのに。
161
あいつを成長させたのは お前だ。
162
まっ 競馬で言うところの
ビギナーズラックだと思いますけどもねぇ。
163
それで あたしに
どうしろっていうのよ?
164
どうすりゃいいかは自分で考えろ。
165
あ ちょっ…伝票!
166
残りの給料
日割りにしといてやった。
167
それで払っとけ。
は?
168
ちょっ…これ あたしのお金!
169
♪♪~
170
は?
171
♪♪~
172
(鷹栖の声)みんな お前と一緒に
卒業したがってんだよ。→
173
どうすりゃいいかは
自分で考えろ。
174
あの~すみません。
区役所まで行きたいんですが→
175
道を教えていただけませんか?
176
あ 区役所でしたら
公園を出て真っ直ぐ西に向かっ…。
177
あ よろしければ
ご案内しましょうか?
178
いえ そこまでは。
179
いえ あたしでよかったら
構いませんよ。どうせ暇ですし。
180
あなた 見かけによらず
きれいな言葉 使うのね。
181
失礼だろ!すいません。
182
いえ 初めて言われました。
そんなこと。
Phút 15- Phút 20
183
親御さんに教わったの?
184
違います。
185
わたしに 日本語を
教えてくれたのは 外国人です。
186
わたしの初めての生徒達です。
187
♪♪~
188
渋谷先生
もう試験 始まりますよ。
189
まだだ。
まだだじゃなくて
もう行かないと。
190
(電話のベル)
191
もしもし?ハルコ先生!?
192
もう卒業試験 始まっちゃった?
193
それじゃ 今から…。
194
ハルコ先生から伝言!
(鹿取)みんな よく聞いて。
195
ハルコ先生も 今から
みんなと一緒にテストを受けます。
196
ハルコも!?
197
みんなで卒業しようって
言ってたぞ!
198
はい 集中!
よし はじめ!
199
♪♪~
200
((言葉だけ教えたって
身につかないでしょ!))
201
((慣れない日本で
生活してるんでしょ!))
202
((サバイバルなんでしょ!))
203
((すぐ すすぐ。
ボブ 頑張ってね!))
204
((ありがとうございました 先生))
205
♪♪~
206
((中途半端な日本語 教えたのは
そっちの方でしょ!))
207
((外国人にね
間違い指摘されてんだよ!))
208
((日本人として
恥ずかしくないわけ!?))
209
((ありがとう 先生))
210
♪♪~
211
((あなたより
ずっと年下かもしれない。→
212
頼りないかもしれない。
だけど あなたの親代わりなの))
213
((大切な子供を 犯罪者にする親がどこにいんのよ!))
214
((ありがとうございました 先生))
215
♪♪~
216
((日本語のせいにしないでよ!))
217
((言葉は口で喋るもんじゃない。→
218
ここよ。
ここで喋るもんなの!))
219
(ルカ)
((ありがとうございました 先生))
220
♪♪~
221
((文化の違いを知らないせいで
怒らせたりすることもある))
222
((だけど みんな自分なりに
学びたくて 一生懸命なの!))
223
((先生 ありがとうございました))
224
♪♪~
225
((ハルコ~!!))
226
((エレーン!あたしの教え子に
手を出すな~!!))
227
((ありがとうございました 先生))
228
♪♪~
229
((人の夢を笑うな!))
230
((あんたみたいなね 人を見た目で判断するような女に→
231
ポールのよさなんて
わかんないわよ!))
232
((ありがとうございました 先生))
233
♪♪~
234
((ジャックは 優秀な生徒で
日本語だってペラペラだし→
235
敬語なんか 得意中の得意だし→
236
ひょっとしたら 会長さんより
日本人らしいかもしれませんよ))
237
((ありがとうございました 先生))
238
♪♪~
239
((金麗はウチの生徒よ!))
240
((っていうか あんたみたいな
男がいるからね→
241
日本人のイメージが
悪くなんのよ!))
242
((指切り。みんなと一緒に
学校卒業しよう!))
243
((ありがとう 先生))
244
♪♪~
245
246
247
ハルコ先生。
248
卒業試験なら 無事に終わったよ。
みんな精一杯やったと思う。
249
そっか…。
Phút 20- Phút 25
250
あ 荷物取りに来ただけだから。
すぐ帰るから。
251
フフフ…生徒達の
言ったとおりでしたね。
252
ん?
253
お帰り!
254
何で?
255
ハルコが来るような気がしてみんなで待ってました。
256
テスト一緒に受けてくれてお疲れさま。
257
…うん。
258
わたし 信じてた。指切りしたから。
259
実はね あたしも みんながここに
いるような気がして 来たの。
260
そうだ!みんなにまだ あたしの
好きな日本語教えてなかったよね。
261
教えて!
262
あたしの好きな日本語は
「ありがとう」。
263
わたしが 高校生の時ね→
264
校則を破って
学校を退学になりそうになったの。
265
その時に 担任の先生だった
秋元先生 この学校の校長先生ね。
266
その先生が あたしのことを
助けてくれたの。
267
そのお礼として 子供達に
ボランティアで 本を読んであげたの。
268
その時に
「ありがとう」って言われたの。
269
すっごく嬉しかった。
270
こんなあたしでも
誰かの役に立てるんだって→
271
初めて そう思ったの。
272
それが 教師を志した
きっかけですか?
うん。
273
だったら また
先生やればいいじゃない!
274
ハルコの夢でしょ?
275
鷹栖先生に全部 聞いたよ。
276
夢を諦めるのは 勿体ないです。
277
ハルコ!
ハルコ!
278
(生徒達)ハルコ!!
279
♪♪~
280
あたしね たった3ヵ月だけど→
281
みんなに「ありがとう」って
言われて→
282
すっごく嬉しかったよ。
283
でもそれで 分かったの。
284
生徒に感謝されるより→
285
もっと素敵なことが
あるってことに気づいたの。
286
それはね あなたたち
生徒に出会えたこと。
287
みんなが あたしの生徒で
本当によかった。
288
みんなが あたしの
初めての生徒で本当によかった。
289
一緒に勉強できて本当によかった。
290
291
教師って こんなに楽しいんだよ。
292
諦めるなんて やっぱ無理だよ。
293
ハルコ…。
294
あたしも夢を諦めない。
295
いつかきっと ちゃんとした
教師になってみせるから。
Phút 25- Phút 30
296
それを気づかせてくれたのは
みんなだよ。
297
これも 一期一会ですね。
298
うん。
299
だから 卒業試験の結果が出る前にみんなに言わせてほしい。
300
みんな わたしの生徒に
なってくれて 本当にありがとう。
301
(拍手)
302
≪拍手≫
303
≪拍手≫
(泣き声)
304
≪拍手≫
305
(拍手)
306
307
♪♪~
308
で 見つかったんですか?
新しい日本語教師。
309
うん。もう そろそろ
来ると思うんだけど。
えっ!?
310
≪おはようございます!≫
311
(凪子)今日からお世話になります
海野凪子と申します。
312
海野凪子?
313
凪子先生は
日本語教師4年のベテランよ。
314
よかった~今度こそ本命ですね。
フッフッ…。
315
≪大穴にかけた方が
面白くない?≫
316
バーカ!
仕事は面白いだけじゃ…。
317
♪♪~
どうも!大穴です。
318
ハルコ先生!
ハルコ先生!
319
どどどどど…どういうことですか
校長先生!!
320
法務省の確認がとれたのよ。
321
♪♪~
322
じゃあ 授業行ってきま~す!
323
おいおいおい…
俺は許可してないからな!
324
何 言ってるんですか。
指切りしたじゃないですか。
325
ねえ!鹿取先生。
わたしは鹿取じゃ…。
326
鹿取です。ハハ…。
アハハ…。
327
指切り?
328
((クラス全員を
卒業させられなかったら→
329
高校教師を諦めますんで))
330
((約束だからな。カリスマ先生!))
331
♪♪~
332
おはよう!
333
何だよ またハルコかよ!
334
っていうか ジャック以外
全員不合格って→
335
あんたたち どういうことよ!?
336
ハルコの教え方が
悪かったんじゃないの?
337
っていうか
ハルコも不合格でしょ?
338
(笑い)
339
名前 書き忘れちゃってさ。
340
遅れて申し訳ありません。
341
ジャック!
あんた合格したんじゃないの?
342
水臭いこと言わないで下さいよ。
343
みんなで卒業しましょうよ。ねえ!
344
♪♪~
345
よ~し!今度こそ
全員そろって合格よ!
346
(生徒達)ハルコ 質問!
347
どっからでも かかってきなさい!