米南北協議開催歓迎も非核化を強調
6月7日7時7分
北朝鮮と韓国の双方が、ケソン工業団地の正常化などを話し合う南北協議の開催に前向きな姿勢を示していることについて、アメリカ政府はこれを歓迎する一方、核問題を巡る協議を行うには北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動をとる必要があるという考えを改めて強調し、北朝鮮をけん制しました。
北朝鮮が、6日、操業が停止しているケソン工業団地の正常化などを話し合うために当局者どうしの協議を提案したのに対し、韓国政府は、6日夜、閣僚級会談を今月12日にソウルで開催したいという考えを明らかにしました。
これについて、アメリカ国務省のサキ報道官は、6日、「南北が対話することで合意したことを歓迎する。アメリカは両国関係の改善を常に支持している」と述べて評価しました。
一方、北朝鮮が日本、中国、韓国などと個別に対話を行うことで、アメリカとの分断を図ろうとしているという見方については、「効果があるとは思わない」と述べ、関係国の緊密な連携は損なわれていないという認識を示しました。
そのうえで、「さらなる協議を持つためには、北朝鮮は2005年の共同声明に盛り込まれた国際的な義務を守ることを含め、やらなければならないことがまだいくつかある」として、核問題を巡るアメリカとの協議を行うには、非核化に向けた具体的な行動をとることが必要だという考えを改めて強調し、北朝鮮をけん制しました。
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