アカウミガメの上陸・産卵相次ぐ徳島
6月4日6時38分
全国有数のアカウミガメの産卵地として知られる徳島県美波町の大浜海岸で、ことしもアカウミガメの上陸と産卵が相次いで確認されました。
徳島県美波町の大浜海岸は、毎年多くのアカウミガメが上陸して産卵していて、海岸自体が国の天然記念物に指定されています。
ことしも先月２９日と、今月１日と２日に相次いで上陸と産卵が確認されました。
このうち、１日に確認されたアカウミガメは甲羅の長さがおよそ９０センチの大型でした。
海岸で産卵を見守っているウミガメ保護監視員によりますと、このカメは波打ち際からおよそ４０メートル離れた砂浜に穴を掘っておよそ１１０個の卵を産んだということです。
また、ヒレについているタグを確認したところ大浜海岸に上陸したのは今回で６回目だということです。
去年は、以前、大浜海岸で産卵したことのあるアカウミガメが３頭確認されています。
ウミガメ保護監視員の坂口亮さんは「ことしも大浜海岸に帰ってきて産卵してくれるカメがいて、とてもうれしいです」と話していました。
大浜海岸でのアカウミガメの産卵シーズンは８月中旬ごろまで続きます。
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