国際移住機関タリバンの襲撃を非難
5月27日9時39分
アフガニスタンの首都カブールで、３日前、反政府武装勢力タリバンに襲撃されたＩＯＭ＝国際移住機関が、２６日記者会見し、「アフガニスタン国民を支援してきたわれわれを狙った理由が分からない」とタリバンを非難する一方、今後も活動は続けていくと強調しました。
首都カブールでは、２４日、戦闘で家を失った避難民などを支援しているＩＯＭ＝国際移住機関の建物を、反政府武装勢力タリバンのメンバー５人が襲撃して銃撃戦となり、巻き添えとなった近くの６歳の子どもや警察官など４人が死亡したほか、ＩＯＭの外国人職員３人を含む１４人がけがをしました。
ＩＯＭは、２６日にカブールで記者会見し、「彼らの標的はＩＯＭで勤務している外国人職員だった。建物内部の様子まで事前に把握しているようだった」と述べ、計画的な犯行だったとの見方を示しました。
そのうえで、タリバンが「アメリカの情報機関を狙って攻撃した」と主張したことについては、「情報機関の人間は働いていない」と否定するとともに、「アフガニスタン国民を長年支援してきた自分たちをなぜ狙ったのか分からない」と述べ、タリバンを非難しました。
ただ、カブールから撤退などはせず、ＩＯＭは、外国人職員２５人を含め、今後も活動を続けていくとしています。
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