米北朝鮮は非核化へ行動必要
5月25日7時52分
北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記の特使が6カ国協議に前向きな姿勢を示したとされることについて、アメリカ政府は、対話に応じるにはあくまでも非核化に向けた具体的な行動が必要だとする考えを示しました。
キム・ジョンウン第1書記の特使として北京を訪れていた朝鮮人民軍のチェ・リョンヘ総政治局長は24日、中国の習近平国家主席と会談し、6か国協議など対話による問題の解決に前向きな姿勢を示したと、中国の国営メディアが伝えています。
これについてアメリカ国務省のベントレル報道部長はNHKの取材に対し、「アメリカと中国は北朝鮮との外交プロセスを進めるためには朝鮮半島の非核化が不可欠だという認識で一致している」とするコメントを出し、対話に応じるにはあくまでも非核化に向けた具体的な行動が必要だとする考えを示しました。
アメリカ政府は、今回の北朝鮮の動きはこのところ中国が北朝鮮にこれまでよりも厳しい姿勢を示しているなか、再び中国を北朝鮮側に引き寄せようとするねらいがあるものとみています。
このためアメリカ政府としては、中国がアメリカと共に北朝鮮への圧力を連携して強めていくことを改めて確認したい思惑もあるものとみられ、日本や韓国と共に、北朝鮮にさらなる歩み寄りを求めていくものとみられます。
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