特別支援学校教室不足が深刻
5月20日5時47分
障害がある子どもたちが通う特別支援学校では児童や生徒が急増し、「教室が足りない」という学校が半数以上に上っていることが分かりました。
この調査は、特別支援学校の校長で作る団体が学校施設の実態を調べようと、去年10月から12月にかけて全国の学校を対象に行い、およそ90%に当たる1004校が回答しました。
それによりますと、「教室が足りない」と答えたのは541校で全体の54%に上りました。
特に知的障害の子どもが通う学校では63%が「教室が足りない」と答えていて、教室不足がより深刻になっています。
教室が足りない学校では、1つの教室をカーテンなどで区切って使ったり、図書室や音楽室などの特別教室をなくして通常の教室を確保したりしています。
特別支援学校は、この10年間で児童や生徒の数が3万5000人、およそ40%も増えた一方、学校の数は7%の増加にとどまっています。
調査を行った全国特別支援学校長会では、「学習や就職への手厚い支援を求めて特別支援学校を選ぶケースが増えている。子どもの増加に施設の整備が追いついていないのが現状だ」と話しています。
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