長野下社の「御柱」大木選び
5月17日7時56分
大木が斜面を滑り落ちる「木落し(きおとし)」で知られる諏訪大社の御柱祭(おんばしらさい)を3年後に控え、祭りで使われる大木の候補を選ぶ行事が、長野県下諏訪町の林で行われました。
諏訪大社の御柱祭は、上社と下社の境内に立てられたそれぞれ8本ずつの大きなモミの木の柱「御柱」を、数えで7年に1度立て替える祭りで、大木が急な斜面を滑り落ちる「木落し」が知られています。
16日は、3年後に行われる次の祭りに向けて、下社の御柱として使われる大木の候補を選ぶ「仮見立て」の行事が下諏訪町の国有林で行われました。
神職や氏子500人余りが、林の中を歩いて樹齢100年以上のモミの木の中から、候補となる木8本を選び出しました。
選ばれた木はいずれも高さが20メートル以上、周りが2メートル50センチ以上あり、氏子たちは「木遣り(きやり)」をうたって、祭りにふさわしい木が見つかったことを祝いました。
氏子の一人は、「よい柱を見つけることができ、感謝している。すばらしい祭りにしていきたい」と話していました。
今回選ばれた木は、来年の「本見立て」の行事で正式に決定したうえで伐採され、御柱として使われることになります。
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