米英首脳アサド大統領退陣目指す
5月14日6時31分
アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相とワシントンで会談し、シリア情勢の打開のため、反政府勢力の支援を強化することで一致し、アサド政権と反政府勢力の双方の参加を目指す国際会議の開催も、あくまでアサド大統領の退陣を目指すためのものだという認識を示しました。
オバマ大統領は13日、キャメロン首相と首脳会談を行い、共同記者会見で、内戦の続くシリアのアサド大統領の退陣に向け、反政府勢力の支援を強化することで一致したことを明らかにしました。
そのうえでオバマ大統領は、アメリカとロシアが開催を目指している、アサド政権と反政府勢力の双方が参加する国際会議について、「アサド政権から移行する新たな政権について合意するために双方の参加を目指す」と述べ、会議はあくまでアサド大統領の退陣を目指すためのものだという認識を示しました。
一方、キャメロン首相はこの国際会議について、「ロシアのプーチン大統領は違う考えだった」と述べ、先週プーチン大統領と会談した際、アサド政権の退陣を求めるアメリカやイギリスとは意見の隔たりがあったことを明らかにしました。
アサド政権と反政府勢力の双方が参加する国際会議は、先週、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が今月中の開催を目指すとしていましたが、アメリカ国務省は13日、来月以降にずれこむとの見通しを示し、会議が実現するかどうかが焦点になっています。
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