米北朝鮮に機械調達の台湾企業制裁
5月11日9時1分
アメリカ政府は、軍事用に転用できる機械を調達して北朝鮮に輸出していたとして、台湾の企業とこの企業の最高責任者を制裁の対象にしたと発表しました。
アメリカ財務省が10日発表したところによりますと、制裁の対象になったのは、台湾企業の「トランス・マルチ・メカニクス」とこの企業の48歳の最高責任者です。
アメリカ財務省は、この企業が軍事用に転用できる機械を調達して北朝鮮に輸出していたとして、アメリカ政府の制裁リストに載せ、資産の凍結などを行う方針です。
トランス・マルチ・メカニクスは、台湾の台中に拠点を置く企業ですが、アメリカ財務省は、調達した機械や活動の実態などについては明らかにしていません。
今回の制裁について、アメリカ財務省は、国連安全保障理事会の制裁決議に沿った措置だと説明するとともに、関係国と協力して北朝鮮による大量破壊兵器の物資調達のネットワークの解明を続けるとしています。
今回の制裁に関連して、アメリカ司法省は今月6日、この企業を通して北朝鮮向けの物資を調達していた台湾の親子2人を逮捕したと発表しています。
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