佐渡トキのひなに足環装着へ
5月11日6時44分
新潟県佐渡市で野生復帰を目指して自然に放されたトキのひなの誕生が相次ぐなか、環境省は、ひなの個体を識別するための足環（あしわ）を来週にも装着することになりました。
佐渡市では、この春、野生復帰を目指して自然に放されたトキのひなの誕生が相次ぎ、これまでに去年を上回る１３羽のひながかえり、このうちの５羽は巣の中で順調に育っている姿が観察されています。
環境省は、トキが巣立ったあとの行動を観察するため、ことしかえったひなには個体を識別するために数字が書かれた足環を装着することになりました。
作業は来週にも行われる予定で、環境省などの職員がつがいの巣からひなを捕獲して足環を装着するほか、体長や体重を測ったり血液を採取して性別を判定したりするということです。
国内の自然界で３６年ぶりのひなの誕生となった去年は、ひなや親鳥にストレスを与えるおそれがあるとして、環境省はひなへの足環の装着を見送っています。
環境省の長田啓首席自然保護官は、「これまでのところ、ひなが順調に生育し、安心している。ストレスを与えないよう、迅速に足環を装着したい」と話しています。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ Quay lại ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~