韓国大統領米議会で日本批判
5月9日4時53分
アメリカを訪れている韓国のパク・クネ大統領は議会で演説を行い、「過去に目を向けない者は未来を見ることができない」と述べて、名指しは避けながらも過去の歴史を巡る日本の対応を批判しました。
韓国のパク・クネ大統領は8日、首都ワシントンにあるアメリカ議会で上下両院の議員を前に演説を行いました。
このなかでパク大統領は、まず北朝鮮問題について、「米韓の同盟関係が続く限り、挑発は成功しないだろう」と述べて、アメリカとともに北朝鮮に厳しく対応していく姿勢を強調しました。
またパク大統領は、日本など北東アジア地域について「経済的な結びつきは強まっているにもかかわらず、歴史に起因する隔たりが広がっている」と指摘したうえで、「過去に目を向けない者は未来を見ることができない」と述べて、日本を名指しすることは避けながらも過去の歴史を巡る日本の対応を批判しました。
パク大統領による日本への批判は、7日に行われたオバマ大統領との首脳会談で「日本は正しい歴史認識を持つべきだ」と述べたのに続くものです。
議会演説での異例の批判は、この問題を巡る韓国の立場についてアメリカの理解を得たいという大統領の強い意向を改めて示すものとなりました。
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