封書から猛毒米捜査当局が男を訴追
4月28日8時40分
アメリカでオバマ大統領らに宛てて送られた封書の中から猛毒のリシンの陽性反応が出た事件で、捜査当局は、南部ミシシッピ州に住む４１歳の男を、リシンを所持していた疑いなどで訴追しました。
この事件は、今月、オバマ大統領やミシシッピ州選出の上院議員らに宛てて郵送された封書から相次いで猛毒のリシンの陽性反応が出たものです。
この事件に関連して、捜査当局は２７日、ミシシッピ州に住む格闘技指導者ジェームズ・エバレット・ダチキー容疑者（４１）をリシンを所持していた疑いなどで逮捕し、直ちに訴追しました。
この事件で、捜査当局は当初、ミシシッピ州に住む４５歳の男性を逮捕し、訴追しましたが、その後、訴追を取り下げて釈放し、新たにダチキー容疑者の自宅を捜索していました。
捜査当局は、今後、ダチキー容疑者を取り調べ、犯行の動機やリシンの入手経路などを詳しく調べることにしています。
アメリカでは、今回の事件やボストンの爆破テロ事件を受けて、テロに対する警戒が一段と高まっており、捜査当局は、引き続き不審な郵便物などに十分注意するよう、人々に呼びかけています。
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