鳥インフル感染地域徐々に広がる傾向
4月26日21時43分
中国でヒトへの感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザは、沿海部の福建省でも初めて1人の感染が確認され、今週に入って感染が確認された地域が徐々に広がる傾向が見られます。
福建省の衛生当局によりますと、新たに感染が確認されたのは、竜岩市永定県の60代の男性で、肺炎などの症状を訴えたため、病院で調べたところ、26日H7N9型の鳥インフルエンザに感染していることが確認されました。
26日はこのほか、浙江省でも新たに1人の感染が確認され、中国全土での感染者は合わせて115人となり、このうち23人が死亡しています。
中国では今週に入り、上海市では新たな感染者が1週間続けて出ていない一方で、東部の山東省や内陸部の江西省で初めて感染者が確認されるなど、感染が確認された地域が徐々に広がる傾向が見られます。
こうしたなか、上海の日本総領事館では、現地に住む日本人のために専門家を招いて今回の鳥インフルエンザについての説明会を開きました。
説明会には企業関係者らおよそ240人が参加し、講師の東北大学大学院の賀来満夫教授は「抗ウイルス薬が効いて早めに診察を受ければ重症化は防げるようなので、過度に恐れることなく冷静に警戒してほしい」と話していました。
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