加藤紘一元幹事長が引退表明
4月25日21時46分
自民党の加藤紘一・元幹事長が、地元・山形県で開かれた後援会の会合で、次の衆議院選挙に立候補せず、引退する意向を明らかにしました。
加藤元幹事長は２５日夜、地元の山形県鶴岡市で開かれた後援会の会合に出席し、「日中友好協会の会長としての活動は続けますが、次の衆議院選挙には立候補しません。本当に長い間ありがとうございました。４０年間、お世話になりました」と述べ、次の衆議院選挙に立候補せず、引退する意向を明らかにしました。
加藤氏は、山形県鶴岡市出身の７３歳。
昭和３９年に外務省に入り、昭和４７年の衆議院選挙で、旧山形２区から立候補して初当選し、１３回連続で当選しました。
この間、宮沢内閣の官房長官や自民党の幹事長などを務めました。
自民党内では、総理・総裁の有力候補とされ、平成１０年には加藤派の会長に就任しました。
平成１２年には、秋の臨時国会で、内閣支持率が低迷していた当時の森総理大臣の退陣を求める、いわゆる「加藤の乱」を起こしましたが、野党側が提出した森内閣に対する不信任決議案に賛成する方針を、採決の直前になって変更して本会議を欠席しました。
加藤氏は、去年１２月の衆議院選挙の山形３区で無所属の新人に敗れ、落選しました。
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