銃撃死警察官の無罪確定へ
4月23日21時17分
7年前、中国人の元研修生を拳銃で撃って死亡させたとして、付審判という制度で裁判を受けていた栃木県警の警察官の無罪が、最高裁判所で確定することになりました。
平成18年、栃木県警の鹿沼警察署に勤務していた平田学巡査部長(37)は、現在の栃木市で当時38歳の中国人の元研修生を逮捕しようとした際に抵抗され、拳銃で撃って死亡させたとして、特別公務員暴行陵虐致死の罪に問われました。
検察は、巡査部長を不起訴としましたが、警察官など公務員による暴行などが疑われる事件で、被害者や遺族が裁判を開くよう求める「付審判」という制度で、裁判が行われていました。
1審と2審は、「元研修生が、頭に石を振り下ろそうとしている差し迫った状況で、やむをえず発砲したもので、正当防衛に当たる」と、いずれも無罪を言い渡したため、検察官役の指定弁護士が上告していました。
これについて最高裁判所第2小法廷の鬼丸かおる裁判長は、23日までに上告を退ける決定をして、平田巡査部長の無罪が確定することになりました。
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