トキオス単独で2羽を子育て
4月20日23時7分
新潟県佐渡市で、野生復帰を目指して自然に放されたトキから、20日、新たに1羽のひながかえったことが、確認されました。
しかし、親鳥のうち、メスが巣を離れてしまい、オスだけでひなを育てていて、環境省は、ひなに与える餌が不足するおそれがあるとして、注意深く観察を続けることにしています。
新たにひながかえったのは、4歳のオスと3歳のメスのつがいです。
このつがいからは、今月17日に1羽のひなが確認されていましたが、環境省は、20日午前、新たにもう1羽のひながかえったことを確認しました。
しかし、親鳥のうち、メスは先週から巣を離れて、別のオスと巣作りを始めていて、現在は、オスだけでひなを育てています。
通常、トキは親鳥のつがいが交代でドジョウなどの餌をとりながらひなを育てますが、環境省は、オスだけでは十分に捕まえることができず、ひなに与える餌が不足するおそれがあるとして、注意深く観察を続けることにしています。
環境省の長田啓首席自然保護官は「ひな1羽でもオスだけで育てるのは大変なのに、もう1羽誕生したことで、親鳥の負担はさらに大きくなる。きちんと餌を与えられるか見守っていきたい」と話しています。
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