佐渡のトキひなの姿を確認
4月15日22時9分
新潟県佐渡市で野生復帰を目指して自然に放されたトキのうち、環境省がひなが誕生したと発表した巣で、15日、1羽のひなの姿が確認されました。
ひなの姿が確認されたのは、佐渡市内で先月中旬から卵を温めていた6歳のオスと4歳のメスのつがいの巣です。
環境省がこの巣の様子を13日に撮影したビデオカメラの映像で、親鳥がエサを与えるような様子が観察されたため、環境省は14日、ひなが誕生したと発表しました。
15日に新たに撮影された映像には、動いているひな1羽の頭が映っていたということで、大きさは分からないものの、ふ化してから数日たっているとみられるということです。
佐渡市では去年、自然に放されたトキから国内の自然界では36年ぶりとなる8羽のひなが誕生していて、2年連続でひなの誕生に成功したことになります。
ひなの親鳥のつがいは兄と妹にあたり、環境省は今後、繁殖が進めば、病気にかかりやすくなったり、卵がふ化しにくくなったりするおそれがあるとして、今週中にもひなを巣から取り上げ自然環境から離して飼育することにしています。
環境省の長田啓首席自然保護官は、「ひなの姿が見えてほっとした。安全を第一に考えながらひなを捕獲する準備を進めたい」と話しています。
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