最終処分場千葉県で意見聴取
4月10日20時44分
放射性物質を含むごみの焼却灰の一時保管施設を巡って、周辺の住民が反発している千葉県で、環境省が最終処分場の建設を巡って県内の自治体から意見を聞く会議が開かれました。
処分場の選定を急ぐよう求める意見が出る一方、「住民の理解が得られなくても建設を進めるのか」という不安の声も出ました。
放射性物質の濃度が一定の基準を超える焼却灰や汚泥について、環境省は、最終処分場を建設する方針の5つの県で、順次、地元の自治体から意見を聞いていて、10日は千葉市の会合に、千葉県内すべての自治体の市長や町長らが出席しました。
この中で、森田知事は、千葉県が増え続ける焼却灰の一時保管を県有地で始めたものの、地元から反発が出ていることに触れ、「早期に最終処分場が設置される必要がある」と述べたのに対し、環境省の井上副大臣は「一時保管がひっ迫していることは認識している。具体的なスケジュールを示すのは難しいが、やっていきたい」と答えていました。
このほか、千葉県内の市長らからは「放射性物質が検出されていない地域だと、最終処分場を作るのに住民の理解を得るのは難しい」とか、「住民の理解が得られなくても処分場の建設を進めるのか」などといった意見が出されました。
環境省の担当者は「できるかぎりご理解をいただけるように進めていきたい」と述べるにとどまりました。
環境省は、今後も地元と調整しながら最終処分場の候補地の選定を進めたいとしています。
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