欧州中央銀行政策金利を据え置き
4月4日21時2分
ヨーロッパ中央銀行は、単一通貨ユーロの金融政策を決める定例の理事会を開き、厳しい景気の現状を金融面から下支えするため、過去最低になっている今の政策金利の水準を、当面、維持することを決めました。
ヨーロッパ中央銀行は4日、単一通貨ユーロの金融政策を決める理事会を本部のあるフランクフルトで開き、主要な政策金利を、過去最低の水準である今の年0.75%のまま据え置くことを決めました。
金利の据え置きは9か月連続です。ユーロ圏では、地中海の島国、キプロスへの支援を巡って、支援額を抑えるために、当初、すべての預金者に一定の負担を求めたことで大きな混乱が生じ、ユーロや株価が下落するなど、信用不安問題は依然として収まっていません。また、今週発表されたユーロ圏のことし2月の失業率も12%と、ユーロ導入以来の最悪を更新するなど、景気や雇用情勢も引き続き低迷しています。
このためヨーロッパ中央銀行としては、低い金利を維持して金融面から景気の下支えを図るねらいですが、今後の経済状況によっては、さらなる政策対応を求める声が高まることも予想されます。
Download (PDF, Video): (liên hệ Admin)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ Quay lại ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~