埼玉県警体験型の警察官採用セミナー

3月23日21時28分

警察官を目指す優秀な学生などを確保しようと、埼玉県の警察学校で鑑識作業などを行える体験型の採用セミナーが開かれました。

このセミナーは埼玉県警察本部が開き、さいたま市北区の県警察学校には警察官を目指す大学生や高校生などが数多く訪れました。
会場には警察の仕事を体験できるブースが設けられていて、このうち鑑識のコーナーでは、殺人事件の現場に見立てた部屋で、参加した学生が犯人の足跡を採取する作業に取り組んでいました。
また道場では防具を着た警察官を相手に「逮捕術」の訓練をしたり、２人１組になって護身術の指導を受けたりしていました。
埼玉県警察本部は、いわゆる「団塊の世代」の大量退職などによって世代交代が急速に進む中、来年度は６６０人の新人の採用を見込んでいて、こうした取り組みを通じて優秀な人材の確保を図りたいとしています。
参加した大学３年の女子学生は、「もともと警察官になりたいと思っていましたが、セミナーに来てその気持ちがさらに強くなりました」と話していました。
採用セミナーは２４日も開かれ、事前の予約がなくても参加できるということです。

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