携帯履歴提出求めた消防長が依願退職
3月22日22時37分
東山梨消防本部の消防長が、消防署員の処分が報道機関に漏れたことを巡って、全職員に個人用の携帯電話の履歴の提出を求める調査を行ったことについて、「間違った方向の調査で、今回の混乱を招いた責任を取りたい」として、21日付けで依願退職していたことが分かりました。
依願退職したのは、東山梨消防本部のトップである60歳の消防長です。
消防署の署員が、禁じられている副業をしたとして文書訓告の処分を受けた情報が報道機関に漏れたことを巡って、この消防長は、情報を漏らした職員を特定するために100人余りの管内の消防職員全員に対して、個人用の携帯電話の履歴などを提出するよう求めていました。
職員からプライバシーの侵害だという声も上がるなか、消防長は21日付けで依願退職したということです。
東山梨行政事務組合によりますと、消防長はこの春に定年退職の予定で、「携帯の履歴の提出を求めるなど間違った方向の調査であり、多くの人たちに迷惑をかけた。混乱を招いた責任を取りたい」と話しているということです。
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