オバマ大統領訪問中ガザからロケット弾
3月21日21時59分
アメリカのオバマ大統領が、大統領就任後初めて訪問しているイスラエルで21日、パレスチナのガザ地区から発射されたロケット弾が着弾し、アメリカに反発するガザ地区の武装勢力が発射したものとみられています。
ロケット弾による攻撃を受けたのはイスラエル南部の町で、21日、パレスチナ暫定自治区のガザ地区からロケット弾5発が発射され、住宅街などに着弾しましたが、けが人はありませんでした。
今回の攻撃は、アメリカのオバマ大統領が、就任後、初めてイスラエルを訪問しているさなかに行われたもので、イスラエル寄りの姿勢を続けているとしてアメリカに反発するガザ地区の武装勢力がロケット弾を発射したものとみられています。
パレスチナ情勢を巡っては、イスラエルと、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが去年11月に停戦に合意しており、その後はロケット弾による攻撃はほぼ停止していました。
また、オバマ大統領とパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長との会談を前に、中東和平交渉の再開に反対する武装勢力が会談を妨害するねらいもあったとみられ、アッバス議長は直ちに、「市民へのすべての暴力を非難する」とする声明を発表しました。
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