北朝鮮軍事訓練で米韓けん制
3月20日21時45分
朝鮮戦争の休戦協定が白紙になったと一方的に宣言している北朝鮮は、20日キム・ジョンウン第1書記の立ち会いのもと、無人攻撃機とミサイル迎撃の訓練を行い、みずからの軍事力を誇示することで、アメリカや韓国などを重ねて威嚇しました。
これは、北朝鮮の国営テレビが、20日夜、予定を変更して、写真とともに伝えたものです。
それによりますと、北朝鮮軍は、20日、キム・ジョンウン第1書記の立ち会いのもと、空軍と砲兵部隊による訓練を実施しました。
訓練では、複数の無人攻撃機で地上の標的を攻撃したほか、アメリカ軍の巡航ミサイル「トマホーク」に見立てて、低空で飛ばしたミサイルを、地上から発射した別のミサイルで迎撃し、いずれも成功したとしています。
訓練を見届けたキム第1書記は、指揮官らに対し、「敵が、わが軍の威力を忘れて強く出るならば、南側の軍事対象物と政府機関はもちろん、アメリカに追従する国の関連施設や、アメリカ軍の基地を焦土化する命令を下す」と強調したということです。
北朝鮮指導部としては、朝鮮戦争の休戦協定が白紙になったと一方的に宣言しているなか、みずからの軍事力を誇示することで、アメリカや韓国などを重ねて威嚇するねらいがあるとみられます。
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