サッポロビール社員が１億円余着服

3月19日21時41分

大手ビールメーカーの「サッポロビール」の社員が、会社の金で購入した商品券を換金して、６年余りにわたっておよそ１億３０００万円を着服していたとして、サッポロビールは、この社員を懲戒解雇するとともに、業務上横領の疑いで警視庁に告訴しました。

懲戒解雇されたのは、東京にある本社の営業部門に勤めていた４５歳の課長級の男性社員です。
サッポロビールによりますと、この社員は販売促進を目的に会社の資金で購入したデパートなどの商品券を、金券ショップに持ち込み換金していたということです。
着服は、平成１８年からことし１月までの６年余りにわたり、総額はおよそ１億３０００万円に上るとしています。
この問題は去年１２月、東京国税局の税務調査による指摘を受けて、会社が調査をした結果、明らかになりました。
この社員は、「買い物などに使った」と着服を認めているということで、サッポロビールは、１９日付けで懲戒解雇するとともに、業務上横領の疑いで警視庁に告訴しました。
サッポロビールは、「お客様や関係者の皆さんにご迷惑をおかけしたことをおわびします。社内の管理体制を強化し、再発防止に努めたい」と話しています。

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