アジア初のプラネタリウムが復活
3月16日23時36分
昭和12年にアジアで初めて「プラネタリウム」の上映が行われた大阪市立科学館で、当時使われた星空を映し出す投影機が復活し、参加者が北斗七星などの星座を見て楽しみました。
大阪市立科学館は、昭和12年にドイツ製の「カールツァイス2型」と呼ばれる投影機を使って、アジアで初めて「プラネタリウム」の上映が行われました。
この投影機はその後50年以上にわたって活躍し、25年前に引退しましたが、ことしで開館75年になる大阪市立科学館の記念の催しで、一日かぎりで復活しました。
この投影機は、コンピューター制御で銀河まで再現できる今のシステムとは違い、穴が開いたレンズのフィルターに光を通して、光の点で星だけを表す仕組みになっています。
会場には250人の人が集まり、電球がついてゆっくりと北斗七星などの星座が浮かび上がると、大きな歓声を上げていました。
子どものときにこのプラネタリウムをよく見に来ていたという79歳の男性は、「子供のころに見たプラネタリウムの星の光は、きょう見たものよりもはっきりしていたと思いますが、とても懐かしかったです」と話していました。
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