ＤＭＡＴ陸自と共同訓練

3月13日0時42分

大地震などが発生した際に災害医療に取り組むＤＭＡＴと呼ばれる医療チームが、陸上自衛隊と群馬県榛東村で共同の訓練を行いました。

榛東村にある陸上自衛隊の相馬原駐屯地で行われた訓練には、群馬県や大阪府など６つの府県のＤＭＡＴの医師や看護師など４０人余りが参加しました。
１２日の訓練では、自衛隊員がヘリコプターでけがをした人などを被災した地域の外に搬送する際、ＤＭＡＴのメンバーが一緒に乗り込み、手当てをする手順を確認しました。
ＤＭＡＴのメンバーは、自衛隊員にヘリコプターに誘導されたあと、患者役を乗せた担架や医療機器を運び込み、機内に安全に固定する方法を学んでいました。
ヘリコプターに近づくとプロペラの音で声が聞き取りにくくなることから、医師たちは、作業が完了したことや緊急事態であることをジェスチャーを使って伝えていました。
そして、ヘリコプターで飛び立つと、機内ではけが人役を搬送をしながら手当ての方法を確認していました。
参加した群馬県館林市の５０歳の男性医師は「機内ではジェスチャーで意思の疎通を取るのが、難しかったです。きょうの経験を生かして、非常時には、自衛隊と連携して安全な救護活動に当たりたいです」と話していました。

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