馬肉偽装表示長野の卸売業者が謝罪
3月11日22時47分
長野県飯島町の馬肉の卸売業者が、加熱用の馬肉を生で食べられると表示を偽って、全国に出荷していたことが分かり、社長らが謝罪しました。
長野県などによりますと、飯島町の馬肉の卸売業者、「大成」は、去年1月から先月にかけて、アルゼンチン産の加熱用の馬肉およそ32トンについて、生で食べられると偽った表示のラベルを貼って全国に出荷していたということです。
先月、石川県内の飲食店で、この業者から購入した馬肉のユッケなどを食べて下痢などの症状を訴えた4人から、病原性大腸菌O157が検出されたことの経緯などを調べているなかで、偽装表示が分かったということです。
「大成」の田中忠雄社長らが、11日に伊那市で会見し、偽装表示は、専務が社員に指示して行ったことを認めたうえで謝罪しました。
「大成」は、国内で流通する馬肉のおよそ40%を出荷する大手で、会社は、11日からしばらくの間、馬肉の出荷を自主的に停止することにしています。
田中社長は、「ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。再発防止を進め、食の安全に取り組んでいきたい」と謝罪しました。
長野県は、さらに調査を進めて処分を検討することにしているほか、警察も、今後会社側から話を聞いて調べることにしています。
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