全国的に風強まる猛吹雪に警戒
3月10日22時30分
急速に発達した低気圧と前線の影響で10日は全国的に風が強まりました。
北日本では11日朝にかけて風が非常に強い状態が続き、局地的に見通しがきかない猛吹雪となるおそれがあり、気象庁は警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、北海道付近にある急速に発達した低気圧の影響で北日本では非常に強い風が吹き、降り続く雪や積もった雪が吹き上げられ局地的に吹雪になっています。
最大瞬間風速は、北海道留萌市で午後8時45分ごろに25.4メートル、秋田市で午後7時半すぎに24.5メートルを観測しました。
また日中は東日本や西日本でも前線が通過した際に各地で風が急速に強まりました。
東京や埼玉県熊谷市、水戸市などでは前線の接近に伴って風が急激に強まり、地表のちりや砂などが巻き上げられて視界が悪くなる、「煙霧」と呼ばれる現象が観測され、東京では視界が一時2キロになりました。
気象庁によりますと、前線が本州の東海上に抜けたため、東日本や西日本の風は次第に弱まっていますが、北日本では冬型の気圧配置が強まるため、雪を伴って風の非常に強い状態が11日の朝まで続く見込みです。
11日にかけての最大風速は、北海道で20メートルから25メートル、東北で18メートルから25メートルで、最大瞬間風速はいずれも30メートルから35メートルに達すると予想され、海はしけが続く見込みです。
気象庁は局地的に猛吹雪で見通しがきかなくなり、吹きだまりで車の運転や屋外での行動が難しくなることがあることから暴風雪や高波などに警戒を呼びかけています。
また積雪の多い地域は雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。
Download (PDF, Video): (liên hệ Admin)