福岡追悼で「絆」の人文字
3月10日21時55分
東日本大震災の犠牲者を追悼するため、福岡市では、市民ら100人ほどが集まり、「絆」という人文字を作って、祈りをささげました。
この催しは、東日本大震災の復興支援を、東北から遠く離れた福岡でも続けていこうと、地元のボランティア団体が企画したものです。福岡市中央区の天神中央公園に、市民らおよそ100人が集まり、30分ほどかけて、10メートル四方の「絆」という人文字を作りました。
そして、巨大地震が起きた時刻と同じ午後2時46分に黙とうをして、震災の犠牲者を悼みました。参加した69歳の女性は、「なかなか被災地に行けないので、少しでも復興支援に協力できないかと思って参加しました。被災地の方が、早く元気になるよう協力していくのが、絆だと思います」と話していました。
当時、東京にいて、地震を経験したという24歳の会社員の男性は、「震災を忘れてはいけないと改めて感じました。距離は離れていても、1人1人が家族など近くの人との絆を大切にすれば、被災地までつながっていくと思います」と話していました。
主催した団体では、人文字の写真を被災地の仮設住宅に送ることしています。
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