高専学生がインドネシアで復興状況報告

3月6日 19時36分

東日本大震災からまもなく２年になるのに合わせて、青森県にある八戸工業高等専門学校の学生らがインドネシアにあるＡＳＥＡＮ＝東南アジア諸国連合の防災人道支援調整センターを訪れ、震災からの復興の状況などを報告しました。

これは、東日本大震災からの復興に向けた取り組みを青少年の交流を通じて世界に発信していこうという、日本政府の「キズナ強化プロジェクト」の一環として行われました。
今回は、青森県にある八戸工業高等専門学校の学生１４人と福島大学の学生１５人が先月２８日からインドネシアに入り、防災機関や学校などを訪れて交流を深めています。
一行は、６日、ＡＳＥＡＮ域内で大きな災害が発生したときに人道支援の調整を行うためにジャカルタに設置された「ＡＳＥＡＮ防災人道支援調整センター」を訪れました。
学生たちは、東日本大震災の被災地にＡＳＥＡＮ各国から支援が寄せられたことに感謝のことばを述べるとともに、センターの職員たちに対し、青森県八戸市には最大で１０メートルの津波が押し寄せたことや、がれきの処理が進みつつあるものの、すべての処理を終えるまでにまだ時間がかかることなどを映像を交えて報告しました。発表した八戸高専３年生の附田正典さん（１８）は「日本は元気で、今も復興に向けて頑張っていると伝えることができたと思う」と話していました。

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