携帯詐欺事件で起訴男性に無罪判決
3月5日20時42分
おととし、東京都内の販売店からプリペイド式の携帯電話がだまし取られた事件で、共犯者として起訴された男性に対し、東京地方裁判所は、「男性が犯行に関わったとする別の男の供述は信用できず、客観的な証拠もない」と指摘して無罪を言い渡しました。
東京・世田谷区の折目武繁さん(30)は、ほかの男らと共に、おととし都内の販売店からプリペイド式の携帯電話合わせて12台をだまし取ったとして起訴されました。
裁判で検察は、懲役3年6か月を求刑しましたが、男性は「全く身に覚えがない」と無罪を主張していました。
5日の判決で東京地方裁判所の河村俊哉裁判官は、「この事件で有罪が確定した別の男は、男性が事件に関わったと供述しているが、内容が不自然で信用できない。ほかに客観的な証拠もなく、何も知らずに携帯電話を運ばされていただけだという男性の話を否定することもできない」などと指摘して折目さんに無罪を言い渡しました。
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