中国で国政助言機関の政治協商会議
3月4日0時7分
中国の国政の助言機関である政治協商会議が3日から始まり、共産党の新しい指導部の下で、政策に民意を反映させるためのよりよい仕組みを整えていくべきだなどといった提言が行われました。
初日の3日は北京の人民大会堂で開幕式が行われ、胡錦涛国家主席や習近平総書記ら共産党の新旧の指導部がそろって出席しました。
そして、政治協商会議の主席を10年間務め、まもなく引退する賈慶林氏が、新しい指導部の下で政策に民意を反映させるためのよりよい仕組みを整えていくべきだなどといった提言を行いました。
中国の国政の助言機関である政治協商会議は、共産党だけでなく各界の代表が委員に選ばれており、去年ノーベル文学賞を受賞した作家の莫言氏や、香港の俳優のジャッキー・チェン氏らがことしから新たに加わりました。
また、程永華駐日大使も新たに委員に選ばれました。
程大使は開幕式のあとに応じたNHKのインタビューの中で、冷え込んでいる日中関係について「正式な議題にはなっていないが、みな関心を持っている」と述べて、会議の場で議論される可能性があるという見方を示しました。
政治協商会議は今月12日まで開かれ、党の序列第4位の兪正声氏が主席に選出される予定です。
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