民主党大会で野党間選挙協力推進の方針
2月24日20時1分
民主党の党大会が開かれ、海江田代表は、夏の参議院選挙について、「党の存亡を懸けた戦いであり、目標達成のため、大同につくべきだ」と述べ、野党間の選挙協力を積極的に進めたいという考えを示しました。
民主党は、先の衆議院選挙で大敗したあと、初めてとなる定期党大会を東京都内のホテルで開き、党所属の国会議員や都道府県連の代表らが参加しました。
この中で海江田代表は、3年3か月に及んだ政権運営について、「民主党の問題は、単に執行部やリーダーの力量の問題ではなく、リーダーを支え、執行部の下に一致結束するはずの議員全員の心構えと信頼関係の問題だ。閣内にあるものと与党にあるもの、執行部とそれ以外の者の認識がかい離し、国民の信頼、党の団結、同志の絆を喪失した」と述べました。
また、海江田氏は、安倍政権について、「経済財政も外交安全保障も、日本の安定と発展に資するものとは言えず、公共事業のバラマキによる財政規律の放棄で格差が広がり、貧困層が拡大するおそれがある。民主党は国民のために堂々と論陣を張り、安倍政権と対じする」と述べました。
そして、海江田氏は、夏の参議院選挙について、「党の存亡を懸けた戦いであり、死中に活を求めなければならない」と強調したうえで、「1つでも多くの議席を確保し、自民公明両党の過半数の議席獲得を許してはならない。そのためには、野党各党との協力が必要だ。目標達成のため戦線を構築し、異を残して大同につくべきだ」と述べ、野党間の選挙協力を積極的に進めたいという考えを示しました。
大会では、「『生活者』、『納税者』、『消費者』、『働く者』の立場に立ち、既得権や癒着の構造と闘う」などとした党の「綱領」や、夏の参議院選挙について、「参議院における与党の過半数阻止に全力で取り組む」などとした平成25年度の活動方針などを決めました。
党大会には、民主党の最大の支持団体の連合の古賀会長をはじめ、民主党が夏の参議院選挙に向けて選挙協力を求めている日本維新の会やみんなの党など、ほかの野党の幹部も来賓として出席しました。
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