北朝鮮軍米韓軍事演習に警告
2月23日20時30分
アメリカ軍と韓国軍が来月から合同で定例の軍事演習を行うと発表したことに対して、北朝鮮軍は23日、「戦争の導火線に火をつけるなら、その瞬間からあなたたちにとって最もつらい時間が流れる」と警告しました。
アメリカ軍と韓国軍は21日、定例の大規模な合同軍事演習を来月1日から2か月間にわたって実施すると発表しました。
これに対して北朝鮮軍は23日、韓国に駐留するアメリカ軍のサーマン司令官に対して「演習を強行して戦争の導火線に火をつけるなら、その瞬間からあなたたちにとって最もつらい時間が流れることになる」と警告しました。
一方、国営テレビは、キム・ジョンウン第1書記が、このほど北朝鮮軍で最も精鋭とされる特殊部隊を訪れ、戦闘機の飛行やパラシュート降下の訓練を視察したと伝えました。
キム第1書記の部隊視察が伝えられたのは3日連続で、指揮官らに対し「戦闘準備に拍車をかけ、敵が少しでも動きを見せれば、容赦なく打ちのめさなければならない」と指示したということです。
北朝鮮としては、アメリカと同盟関係にある韓国で、25日に新政権が発足することも踏まえ、対決姿勢を重ねて鮮明にすることで、米韓の連携をけん制するねらいがあるとみられます。
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