福岡ＰＭ２．５で初の基準超の予報

2月23日20時30分

福岡市は、大気汚染物質のＰＭ２．５の、１日の大気中の平均濃度が国の環境基準を超えるという予報を初めて出し、注意を呼びかけています。

福岡市は２３日朝、１日の大気中の平均濃度が、１立方メートル当たり５０．５マイクログラムと国の環境基準の３５マイクログラムを超えるという予報を出しました。
福岡市は、中国で深刻な大気汚染が続き、日本への影響が懸念されるとして、今月１５日からＰＭ２．５の大気中の濃度の予報を始めましたが、環境基準を超えるという予報を出したのは初めてです。
福岡市内の６つの測定局では、１時間当たりの速報値が、２３日の午前中は比較的高い値を観測していましたが、午後からは大きく下がっています。
福岡市の天神ではマスクをして歩く人の姿が見られました。
８歳と６歳の女の子を連れて買い物に訪れた母親は、「子どもがいるので、気になって毎日予報を確認しています。子どもの体への影響が心配で、外で遊ぶ時間も減らしています」と話していました。
福岡市では、呼吸器系の疾患がある人は、外出する際のマスクの着用や、外出から戻ったらうがいをするよう呼びかけているほか、洗濯物はできるだけ外に干さないことなどを呼びかけています。

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