殺人罪見送り傷害致死罪で起訴へ
2月20日20時56分
東京・六本木のクラブで客の男性が金属バットのようなもので殴られて死亡した事件で、逮捕された暴走族グループの元リーダーの男ら9人について、東京地方検察庁が殺人罪の適用を見送り、傷害致死の罪で起訴する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
去年9月、東京・六本木のクラブで客の藤本亮介さん(31)が金属バットのようなもので殴られて死亡した事件では、解散した暴走族グループ「関東連合」の元メンバーの男ら18人が凶器を持って現場に集まったとして警視庁に逮捕され、このうち元リーダーの石元太一容疑者(31)ら9人が先月31日、殺人などの疑いで再逮捕されました。
これまでの調べに対して、数人が藤本さんに暴行したことは認めたものの、「殺すつもりはなかった」などと殺意を否認していて、東京地検は殺意が裏付けられるかどうか捜査を進めてきました。
その結果、関係者によりますと、男らが事前に藤本さんを殺害することについて具体的に相談していたことは裏付けられず、殺害する動機も解明できなかったということです。
このため東京地検は、9人について殺人罪の適用を見送り、勾留期限の21日、傷害致死の罪で起訴する方針を固めました。
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