2月19日 8時6分
北国に春を呼ぶ「八戸えんぶり」が１７日から青森県八戸市で始まり、豊作を願う舞「かがり火えんぶり」が披露されました。
「八戸えんぶり」は、１年の豊作を願って農作業の様子を舞で表現する民俗芸能で、およそ８００年前から伝わるとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。日中に行われるえんぶりの舞に加えて、夜間は市役所前の広場にかがり火がたかれ、舞を披露する「かがり火えんぶり」が期間中、行われています。
馬の頭をかたどったえぼしをかぶり左右に頭を大きく振る「太夫」と呼ばれる男たちは、かねの付いた棒で地面をたたき大地の眠りを覚ます舞を繰り広げました。
また、酒を飲んで酔った人が松の小枝を持って踊ったとされる舞は、子どもたちがかわいらしく演じていました。
福岡県から訪れた男性は「寒いなか、豊作を祈って踊る姿から春の暖かさを待ち望む気持ちが伝わってきた」と話していました。
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