2月17日 0時10分
麻生副総理兼財務大臣はG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議の終了後、記者会見し、円安に誘導しているのではないかとして一部の国から懸念も出ていた安倍内閣の経済政策について、G20の場で各国から理解が得られたという認識を示しました。
モスクワで開かれていたG20は日本時間の16日夜、閉幕し、金融緩和が輸出を有利にする為替誘導に当たるとの懸念が強まっていることを受け、「為替レートを政策の目標にしない」と明記した共同声明を発表しました。
議論のきっかけとなったのは、積極的な金融緩和の提唱で比較的速いスピードで円安が進んだ日本の経済政策でしたが、会議の終了後、記者会見した麻生副総理は、「日本がデフレから脱却し、活力を取り戻せば、世界経済にもよい影響を及ぼすと確信しているし、各国からも日本の政策に理解が得られた」と述べました。
そのうえで麻生副総理は、「会議では、現状を『通貨戦争』とあおっている意見を抑えることができた。日本はデフレからの脱却のために、経済を成長させる対策を進めなければならない」と述べ、経済成長に向け、具体的な成果を出していくことが今後の課題だという認識を示しました。
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