2月16日 20時41分
アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件から１か月がたった１６日も、日本人の関係者１０人が犠牲になったプラント建設大手「日揮」の横浜市の本社には、犠牲者の死を悼む人たちが献花や記帳に訪れていました。
横浜市西区の日揮の本社には、先月設けられた献花台が今月１日に撤去されましたが、訪れる人が絶えないことから、受付には記帳台が引き続き設けられています。
事件から１か月たった１６日も次々に人が訪れ、犠牲者の碑に花を手向けたり、手を合わせたりしていました。
日揮によりますと、横浜市の本社で記帳をした人は１５日までで９０００人を超えるということです。日揮のＯＢの７３歳の男性は「きょうは１か月という区切りなので愛知県からやってきました。どうしてこのようなことが起きてしまったのか、亡くなった人たちのことを思うと本当に悔しい気持ちです」と話していました。
また、中学３年の息子と記帳に訪れた横浜市の女性は、「せめて記帳だけでもと思って訪れました。１か月がたちましたが、事件が風化しないよう、月日がたっても忘れずにいたいです」と話していました。
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