2月15日23時34分
安倍総理大臣は、外交・安全保障政策の司令塔となる「国家安全保障会議」、いわゆる日本版NSCの創設に向けた有識者会議の初会合で、「政治の強力なリーダーシップにより、迅速に対応できる環境を整えたい」と述べ、会議の早期創設に意欲を示しました。
「国家安全保障会議」、いわゆる日本版NSCは、安倍総理大臣が、政府の意思決定の迅速化や総理大臣官邸の機能強化の一環として、第1次安倍内閣以来、創設を目指しているもので、15日夜、総理大臣官邸でみずからが議長を務める有識者会議の初会合を開きました。
この中で、安倍総理大臣は「内閣を挙げて外交・安全保障態勢の強化に取り組む必要がある。外交・安全保障に関する諸課題について、戦略的観点から日常的・機動的に議論する場を創設し、政治の強力なリーダーシップにより、迅速に対応できる環境を整えたい」と述べ、国家安全保障会議の早期創設に意欲を示しました。
このあと、会議では、国家安全保障会議の創設に向けて、第1次安倍内閣で提出されたものの廃案となった法案を基に議論が行われ、有識者からは「外交防衛戦略の立案だけでなく危機管理の対応も統合的に行えるようにすべきだ」といった意見や、「情報を収集する組織とは切り離し、情報の集約と分析に特化すべきだ」といった意見が出されました。
有識者会議では、今の国会に必要な法案を提出することも視野に、組織の役割や情報を集約する体制の在り方などについて、具体的な検討を進めることにしています。
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