2月15日21時1分
東日本大震災で亡くなり、身元が分かっていない人たちの遺骨が安置されている岩手県陸前高田市の寺に遺骨を弔う墓地と慰霊碑が完成し、15日法要が営まれました。
陸前高田市にある普門寺には、東日本大震災で亡くなり、身元が特定されていない人たちの遺骨が14体、安置されています。
こうした人たちを供養しようと、陸前高田市が寺の近くに、無縁墓地と震災の犠牲者を悼む慰霊碑を整備し、15日、市の関係者などおよそ40人が参列して慰霊碑の除幕式と法要が営まれました。
読経のなか参列した人たちは、新しくできた慰霊碑の前でかわるがわる焼香して静かに手を合わせました。
そして、遺骨を1体ずつ墓石の中に納めました。
無縁仏を預かり、供養を続けてきた普門寺の熊谷光洋住職は「全員を遺族の元に帰したかったのですが、どうしても特定できないのであれば、いち早く自然に戻してあげることが、亡くなった方に対する一番の供養だと思います」と話していました。
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