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1
(ハルコ)このように日本じゃ
一言で「赤」と言っても→
2
いろんな名前の色があります。
3
(金麗)そんなとこは細かいのに
何で日本人→
4
緑と青の違い わかんないの?
は?
5
だって 緑色の信号のことを
青信号って言う。
6
(王)そう!野菜も緑色なのに青菜って言う。変だよ!
7
中国だって 緑色なのに
青って言うことあるでしょ?
8
ないよ!
だって…。
9
「青梗菜」ってこう書くでしょ。
緑色なのに。
10
そうか。
でも 何で緑なのに青?
ややこしいよ!
11
そういう質問が
あろうかと思って…。
12
ジャーン!これを見て。
13
「群青色」「青磁色」「青朽葉」
「青竹色」「青黛」。
14
これ ぜ~んぶ
昔は「青」って言ったのよ。
15
(生徒達)へ~っ。
(ボブ)どう見ても 真ん中のは
グリーンじゃねえかよ。
16
(ジャック)端のは黒にしか見えません。
17
そう。つまり元々
「青」っていうのは→
18
こういう色 全体を
指す言葉だったのよ。
19
(エレーン)だったら 緑って言葉は
なんだったの?
20
実は「緑」っていうのは そもそも
色の名前じゃありませんでした!
21
色じゃなかったら何?
22
本来「緑」っていうのは→
23
植物の「新芽」や「若々しい」って
いう意味をあらわす言葉だったの。
24
だからほら 例えば
つややかな髪を→
25
「みどりの黒髪」って言ったり→
26
生まれたての赤ちゃんのことを→
27
「みどり児」って言ったりするのよ。
28
なるほど。「緑」は
若々しいという意味ですか。
29
そういえば 私の知り合いの
スナックみどりのママが いっつも…。
30
(ミドリ)永遠のハタチよ…。
31
…って言ってる。
それ 知らないけどさあ→
32
てか 何であんた
水商売してる知り合い いんのよ?
33
(ルカ)
ハルコ!太陽を絵で描く時→
34
日本人
赤い色で描くのは どうして?
35
(マリー)
花札でも「松に鶴」の太陽 赤い。
何故 太陽 赤いですか?
36
いや 何でって…
太陽は 赤色でしょ?
37
夕日ならともかく 普通
太陽の色は 黄色かと思います。
38
中国では 黄色か白だよ。
太陽はゴールド。金色だよ。
39
太陽は赤って…少数派なんだ。
(ダイアナ)ハルコ!ロシアでは
赤とも言いますよ。
40
北欧でも 白夜の時は真っ赤です!
日本は 白夜ないからね。
41
ハルコ!
「ピンク映画」って何だよ?
「ピンク映画」!?
42
何それ?
どんな映画ですか?
43
いや…それは
桃色な感じの映画です。
44
何だ?それ。
何が桃色なんですか?
45
ん…桃色 イコール
エッチな感じよ!
46
あ~っ!エロい映画か~!
シーッ!声デカイわよ!
47
アメリカじゃ そういうの
「ブルーフィルム」って言うぞ~。
48
だから 青がエロい。
49
中国では黄色です。でも「幸せの
黄色いハンカチ」って映画→
50
普通にいい話でした。
あんた 何 期待してんの?
51
スペインでは 確か緑ですよ。
エコじゃなくてエロかよ。
52
そういえば スナックみどりのママ
イケメンが来ると…。
53
あ~ん…。
54
…ってしてる。
よ~し!そのママ 見に行こう!
55
行かなくていいのよ!
静か…座る!!
(ポール)おっと~!→
56
男と女についての質問なら
この俺に聞いてくれ。
57
てか 何あんた かっこつけてんの?
でか 遅刻だからね!
58
俺のハニーが離してくれなくてね。
59
待ちなさいよ!
いやん。
60
いやんじゃないわよ!
こいつ 先週から
新しいバイト始めてさ→
61
日本人の彼女できたらしいよ。
(生徒達)え~っ!!
62
それと遅刻とは関係ないでしょ。
何なの?そのセンスの悪さは!
63
ハルコ…
そんなに俺に見とれるなよ。
ばっかじゃないの?
64
さてはハルコも俺に惚れたんだな。
65
んなわけないでしょ…
あとで職員室来なさい!
66
もしかして 告白?
違うわよ!!
67
♪♪~
68
ったく!勘違い男って
万国共通でめんどくさいわね。
69
失礼します。渋谷先生…。
(渋谷)おお どうした?
70
日本の男性の好みの色を
教えてほしいのですが。
好みの色…どうして?
71
お世話になってるんで
「肉体」をプレゼントしたいんです。
72
え~っ!!
73
に…肉体を?
74
俺の好きにしていいってこと?
75
(鷹栖)何言ってんだよ ネクタイ!
肉体じゃなくて ネクタイ!
76
あ ネクタイでした。
な~んだ もう!
早く言ってよ。
77
ネクタイでしたっ!
あの…早口ってことじゃなくて。
78
な~んだ つまんね。
79
(鹿取)あの…それとなく
ご本人に聞いてみたら?
そうですね。聞いてみます。
80
なんだ 俺じゃなかったのか。
何がっかりしてんだよ。
81
がっかり…してませんよ!
82
ホント 勘違い男って多いよね。
83
(ポール)ハロー ハルコ!
84
ちょっと 席座りなさいよ。
85
ねえねえ 俺に電話なかった?
電話?
86
あったぞ。マリって女の子から。
87
「今日 お店行くから
プライベートレッスンよろしこ」。
88
は?
まだまだあるぞ。
マユミ エリカ マイカ…。
89
ちょちょ…ちょっと!あんた
職員室はコールセンターじゃないのよ。
90
何で あんた
学校に電話させてんのよ!
91
俺のケータイ
教えちゃまずいだろ?
何で?
92
バッテリーがもたないんだよ。
俺 モテモテだから。
93
ああっ!可愛い!
94
あんた 彼女いるんでしょ?
何 他の女に手ぇ出してんのよ。
95
桃子はそんな事で文句言わないよ。
ヤマトナデコシだもん。
96
はあ?
ナデシコです。
97
だったら浮気してもいいって
どういう意味よ?
98
浮気しても尽くしてくれる。
それが日本の女性でしょ?
99
あんたねえ…あんたが
モテるわけないんだからね!
100
どこにあんのよ。モテる要素が。
ハルコ先生 それは失礼ですよ。
101
じゃあ カトリーヌ
賭けてみる?
え?
102
もし こいつが本当に
モテているのならば→
103
寿司おごってあげるわ。
いや 私はそんな…。
104
今日 あんたのバイト先に行って
確かめてやるからね!
105
カトリーヌ先生
お寿司食べれるよ。→
106
何しろ俺 色男だからね。
107
あの勘違い男!
身の程を知るがいいわ!
そいつは お前だ!
108
全員卒業は 黄色信号だぞ。
は?何でよ?
109
ああやって女にうつつを抜かして
辞めていく生徒を→
110
今まで何人もみてきた。
そうなんですか?
111
見ただろ?あの浮かれよう。
ありゃ典型的なパターンだ!
112
ハハハ…。
痛っ!はっ!?…誰?誰?
113
ハルコ先生…。
大丈夫よ。あいつがホントに
モテてるわけないんだから。フン!
114
ハロー ポール!
Good evening ladies.
How’s it going?
115
アイム ファイン!
Great!The usual?
116
オッケー!
All right.So….
117
ポール 早い!
118
プリーズ スピーク スロウリー
ポール?
119
Slow…ly….
アハハ!
120
ポールさん ホントにモテてますね
すごい人気ですよね。
121
絶対そんなはずないわよ。
えっ?えっ?
122
あの…ちょっとすいません。
その教科書って?
123
ああ 私達 上にある英会話教室に
通ってるんです。
124
ああ。じゃあ ってことは
ポールと英会話がしたくて?
125
そうだけど。
だってタダで英会話できるし。
ね~っ。
126
あ~あ…。
127
そうだったんですか。
それで あんなに…。
現実は こんなもんよ。
128
(女の子達)ポール バーイ!
OK!Bye-bye!
129
あっ!また新しい女の人が!
130
131
ちょっと ちょっと!誰?あの子。
何 あれ?
132
(鹿取)もしかして
ポールさんの彼女さん?
えっ?嘘!
133
(鹿取)ラブラブですね。
うらやましい。
134
くっそ~!
135
(鹿取)別によかったんですけど…。
136
一応 勝負は勝負だから。
137
しかし そんなに可愛かったんだ
彼女。
138
納得がいかないわ!
何で あんな子が。
139
でも あんな人ならポールさんが
はまる理由もわかる気がします。
140
だとすると こないだ鷹栖先生が
言ってたパターンに。
141
もし 今日も遅刻してきたら…。
赤信号だね。→
142
このままじゃ ポールは辞めます。
143
いや…まだよ!
144
勝負は これからよ。
145
やっぱり来てないか…。
146
ジャック どうしたの?
147
最近 肩こりがひどくて。
(生徒達)え~っ!?
148
何 みんな驚いてるの?
149
肩こるなんて 日本人みたい。
150
え?あんた達 肩こんないの?
151
ええ。アメリカでは そもそも「肩こり」
っていう概念がありません。
152
こっちに来てから
シップが手放せなくなって…。
153
確かに その仕草
日本人くさいわね。
154
それ 畳化ですよ。
畳化?何 それ?
155
外国人の「日本化」のことです。
漢字で書くと…。
156
こうです。
そんな言葉あるんだ。
157
日本に長くいると 日本の常識に
だんだん慣れてきます。
158
最近 本屋さんに行って 本に
カバーをかけてくれることが→
159
当たり前に感じられてきて…。
それ 当たり前じゃないの?
160
今 一番お気に入りは アキバで
流行っている この透明カバー。→
161
汚れも防いで イラストも見える。
もう これないとダメ!
162
それ 貰えるんだ…。
163
私も気がついたら 電話中に
「うんうん」ってうなずいてて→
164
主人が「何 うなってるの?」って。
165
(生徒達)うんうん。
166
うわっ みんな言ってる。
167
僕も!最近の悩みは 焼きギョーザ
がどうしても食べたくなって…。
168
それのどこが悩みなのよ?
169
中国では
ギョーザと言えば水餃子。
170
なのに日本の焼きギョーザ。
パーリパリ 美味しいね。
171
それに 生ビールあれば
最高だよね。
172
生ビールには 枝豆でしょ!
それ 畳化っていうか
オヤジ化じゃねえか!
173
でも 外国人が外国人ぽくないと
日本人 嫌がるんですよね。
174
(生徒達)うんうん。
どういうこと?
175
会社で私がシップのにおいを
させてると→
176
何だか がっかりされるんです。
177
う~ん…畳化かぁ…。
178
(生徒達)うんうん。
179
(ポール)
まだ開店前だけど 何しに来たの?
180
はあ?てか あんた
納豆食べれるの?イギリス人なのに?
181
大好物だよ。
もう納豆は いかに糸を出すか。
182
魯山人風っていう
食べ方があってね。→
183
糸が出るまで練って練って
醤油を2~3滴入れては練り→
184
また入れては練り…もうとにかく
糸がグングン伸びるまで→
185
練って練って練り続けるのが
最高の食べ方なんよ。
186
畳化だ。
何それ?
187
あんたが学校に来ないから
わかんないんです。
188
なんで来なかったのよ。
189
だって桃子がさあ。
190
あんたねえ…恋愛に
うつつを抜かす前に→
191
やるべきことがあるでしょうが!
この国に何しにきたの?
192
確かに最初は
日本の漁師に憧れてたけど…。
193
てたけどって何よ!
194
うるさいな~ 彼氏のいない
ハルコには分かんないよ。
195
はあ!?
とにかく出てって ほら。
196
何よ!
(ポール)開店なんだから出てって。
はい バイバーイ。
197
ん?
198
桃子?
199
ハァッ!
200
見てもうた~。
201
(ポール)
ハルコの勘違いだよ。桃子は
ヤマトナデコシなんだから。
202
ナデシコです。
203
っていうか だって路上で
キスしてたのよ。
204
フフフ…彼女はね 今
欧米文化を勉強中なの。
205
キスは挨拶でしょ?
しかも その後 タクシーで
どっか行っちゃったよ。
206
女性を家まで送るのも
欧米じゃ常識。
207
俺達のことは ほっといてくれよ。
208
はあ?あんたが学校に
来ないからでしょ!
209
宿題は出しに来たでしょ。ホラ!
210
ありゃもう…勘違いっていうか
ただのバカね。
211
どうするんですか?
212
もう こうなったら
あの作戦しかないわね。
213
作戦?
214
なんなんだよ。ハルコ~。
カトリーヌ先生まで。
215
私はハルコ先生に無理矢理。
216
(ポール)
ホラ桃子も もう来てるし。
217
いい?桃子が あんたのことを→
218
どれだけ好きか
証明してあげるから。
219
なんで呼び捨てなんだよ。
何が起こるか→
220
いいから見てなさい。
何が?
221
(鹿取)私は とめたんですよ。
ん?
222
(ポール)あれ?ボブじゃん。
223
何カッコつけてんの。あいつ。
し~!いいから見てなさい。
224
きたきた…。
積極的。
225
ずいぶんと楽しそうじゃない。
彼女。
226
え?ああ…彼女は誰とでも
コミュニケーションを取れる人だからね。
227
誰とでもねえ~まあ 確かに
そうみたいだけど。
228
じゃあ 次は どうかな?
(ポール)ん?
229
今度はルカくん。
なんで いるんだよ?
230
積極的だわ…。
あれぐらいのスキンシップは
欧米じゃ普通だよ。
231
へえ~じゃあ 次は どうかな?
(ポール)え!?
232
ジャック!?なんで
みんな いるんだよ!
233
みんな あんたのために
協力してくれてんのよ!
234
あんたの目を
覚まさせるためにね!
は?
235
あの子は あんたが好きなんじゃ
なくて 外国人が好きなのよ。
236
彼女は そんな子じゃないって!
237
いい加減 目を覚ましなさいよ!
全部 見たでしょ!?
238
だけど…別に何もしてないし。
239
あっどっか行こうとしてますよ。→
240
逆お持ち帰り?
241
あれ?ポール。
(ポール)桃子!
242
(桃子)あらポール。気にしないで。行きましょう。
243
(ポール)
一体なぜなんだ!?
僕というものがありながら。
244
あら…この人は素敵な人よ。
あなたと違って。
245
だって あなた…おソバは
音たてて すするし→
246
電話しながら
ペコペコ頭下げるし。
247
それに魚の食べ方だって
ものすごくキレイじゃない。
248
それは いいことじゃ?
249
そういう日本的なとこは
嫌なのよ 外国人なのに!
250
何より嫌だったのが
あなたが納豆好きだったことよ!
251
しかも納豆の温度が どうとか
魯山人がどうとか→
252
挙句の果てに 納豆は
糸を食べるって!?
253
あなたホントに外国人!?
254
じゃ…君が僕と付き合ってたのは
僕がただ外国人だったからなのか。
255
あんただってヤマトナデシコと
付き合ってるって→
256
喜んでたでしょ。同じじゃない。
257
さ いきましょ。
258
残念ながら 最近
私も肩こりが ひどくて→
259
シップが手放せないんですが
それでもいいですか?
260
え?
俺もハンバーガーより
おにぎりの方が好きなんだな。
261
僕アニメオタクなんですけど。
262
何よ それ。だったら
まるでポールと同じじゃない。
263
そうよ!
264
みんな ご苦労様。もういいわよ。
265
なんなのよ これ。
誰なの?あんた!
266
日本語学校の教師です。
(生徒達)生徒です。
267
あんたたち みんなグルだったの!?
バカにしないでよ!
268
バカにされる方が
悪いんじゃないの?
はあ!?
269
雰囲気だけで外国人が
好きだなんて→
270
あんたみたいな女がいるからね
日本の女がバカにされんのよ!
271
ハルコ先生。
272
いい?ポールにはね
ちゃんとした夢があんの。
273
漁師でしょ?イギリス人のくせに
日本で漁師?フフフ。
274
人の夢を笑うな!
275
ポールはね 夢を持って
必死で日本のことを学んでんの。
276
積極的に この国に
なじもうとしてんの。
277
あんたみたいなね 人を見た目で
判断するような女に→
278
ポールの良さなんて
分かんないわよ!
279
シャルウィーダンス。
280
ああ~ああ…。
281
これで分かったでしょ!?ポール。
282
ポールさん?
283
ポール。
284
ポール 今日も
休みだったんだって?
285
やっぱり昨日のが
やりすぎだったんですよ。
286
ん~!
赤信号で止まってりゃ
良かったのに→
287
お前が突っ走るから大事故だな!
288
ちゃんと浮かれ気分からは
脱出させてやったわよ!
289
その結果 来ねえじゃねえか!
来るわよ!きっと!
290
(ポール)失礼します。
291
あ!
ほ~ら 来たじゃない。
292
ハルコ…俺…イギリスに
帰ります。
293
はぁ!?どうしてよ!
294
イギリスに帰ったら
もしかしたら→
295
桃子も もう一度 振り向いて
くれるかもしれないから。
296
ま~だ言ってんの!?
297
あんた 自分の夢と あんな女と
どっちが大事なのよ!
298
ってか…あんた フラれたんだよ。
299
それは言いすぎですよ。
300
あれ?昔 夢を追いかけて 大切な
人に逃げられた人がいたような…。
301
なんだよ!
すいません。
302
(咳払い)
303
ポール ひと言だけ
言っておいてやる。
304
たぶん夢を捨てた方が
簡単だし 楽だぞ。
305
簡単に捨てられるような
夢ならな。
306
俺は夢をとって
多くのものを失った。
307
なんでそんなこと言うの。
ただし!
308
得たものも たくさんあった。
309
ポールさん?
310
よかったんですか?
言っちゃって。
311
おめ~が ふったんじゃね~かよ!
312
聞いちゃったわよ~。
この耳で しっかりとね。
313
さてさて…発言したことには
きちんと責任とってもらわないと。
314
ちょっと手伝ってくんない?
いやいや…。
315
「お手伝い願えませんか?
鷹栖先生」でしょうが~!
316
♪♪~
317
ポール。
318
今度は何しにきたんですか?
319
はい。
320
モテたいんでしょ。
321
ちょっと…何だよ。この格好。
322
漁師スタイルよ。
323
こんなんじゃ働けないよ。
324
あっポール。
え?何その格好。
325
ホラ…なんか引いてるじゃないか。
326
狙い通り!
え?
327
狙い通り!
え?
328
(ドアが開く音)
いよ~!
329
(ポール)鷹栖先生!?
客 連れてきてやったぞ。
330
え~わたくしの競馬仲間と
師匠でございます。
331
いらっしゃいませ~。
332
こちらは お通しで~す。
お~。
333
お?納豆かい?
この店 こんなメニューあんだ。
334
いやいや これは
ただ僕が好きなもんで。
335
スタンディングバーって
要するに立ち飲み屋だな。
336
ね…帰ろう。
ん。
337
じゃあ ポール。
338
あっちょっと…!
い~の!
339
今まで みたいに 上っ面だけで
受け入れられててもダメよ。
340
これからは あんた自身の人柄を
出していかないと。
341
(ざわめき)
342
ちょちょちょちょっと
ダメだよ~。
343
もっと混ぜないとさ~
糸っちゅ~もんが。
344
わかってねえな。兄ちゃん。
345
こういうのはパッと食わないと
風味ってもんがな。
346
完全に なじんじゃってるじゃん。
347
お邪魔しま~す!
348
お?お嬢さんが来たぞ。
もう1人 いるよっ。
349
どうも~ミドリで~す。
350
わんばんこ。
351
(一同)わんばんこ~!
352
もしかしてミドリのママ!?
353
こちらは お嬢さんでは
ないような?
354
ひ~ど~い~!
永遠のハタチよ~!
355
≪可愛い~≫
≪アハハ≫
356
じゃ帰るわ。
え?もう帰るの?
357
はい。
確か こいつを使えたよな。
358
とっとけ。
あ あの~→
359
こんなクーポン
うちのお店ないんですけど。
360
あいつ…だましやがったな!
361
うわあ!
あんた…いい男ね。
362
いいえ…。
一緒に飲みましょう。
363
はい…はい!
364
いよ!色男!
365
楽しそうじゃん。
366
ありがとうございました。先生。
367
俺 得たもん あったよ。
368
ま~ま~ま!
あんたは あんたらしくね!
369
あれ?この2人は
アチチですかな?
370
じゃあ お邪魔虫は
ドロンしますか。
371
(オヤジ達)ハハハ!
ちょっとやめてよ~もう~。
372
(笑い声)
373
う~昨日はさすがに飲みすぎた~。
374
♪♪~
(ポール)失礼します。
375
ハルコ 俺 あれから
すっごく考えたんだけど→
376
俺 何も分かってなかった。
377
わかったなら いいのよ。
378
やっぱりハルコ 俺のこと
好きなんだろ?
379
はあ!?
俺のために あんなに頑張って
くれたのも→
380
全部 俺のことが
好きだったから なんだろ?
381
ダメだ…こいつ
なんも分かってないわ。
382
こりゃ筋金入りだ。
383
ある意味 うらやましいです。
384
気持ちは ありがたいんだけど
ハルコは ちょっと…。
385
じゃあ。
386
はあ!?ちょっ…!
387
なんで あたしがフラれてる
感じになってんのよ!
388
モテないおなごは辛いのお。
389
ハルコ先生 あまり気を落とさず。
390
落ち込んでないから!
(電話のベル)
391
はい 光文学院です。
392
はい 少々お待ち下さい。
393
鷹栖先生 お電話です。
誰?
394
ミドリさんって方から。
395
大丈夫ですか?顔 真っ青ですよ。
396
へえ~ミドリで
青くなることってあるんだね。